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導入事例

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【福井県越前市】オンデマンドバスと定額タクシーのハイブリッド運行。ハブ&スポーク方式により観光客と市民の利便性を高める交通を。

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実証前

北陸新幹線延伸に伴って越前市に新設される南越駅(仮称)と、現JR武生駅をつなぐ交通手段の構築および当該2拠点から各観光地への交通手段が課題となっていた。


実証後

MONETのオンデマンド配車システムの導入により、観光客や地域住民の市内移動の利便性が向上した。また、利用頻度の高いルート・時間帯で乗り合いを成立させることにより、乗車効率・運行効率を高めることができた。

MONETは、福井県越前市の観光客・市民の交通利便性向上を目的として、オンデマンドバスの実証実験に協力しています。

北陸新幹線の延伸に伴い、越前市内に南越駅(仮称)が新設されます。新設駅は現在の中心駅であるJR武生駅から離れた場所に設置されることから、将来的に現JR武生駅と新設駅の2駅が市内の公共交通の拠点となります。
そのため、市民にとってこの2拠点(ハブ)間を結ぶ交通が課題となり、観光客にとってはその2拠点からさらに離れた周辺観光スポットへの交通(スポーク)も課題となっています。そこで、これらの課題解決に向けて、MONETのオンデマンド配車システムを活用したオンデマンドバス(予約型バス)と、定額タクシーのハイブリッド運行(ハブ&スポーク方式)の実証実験を2020年11月から開始しました。

具体的には、越前市を西側と東側の2エリアに分け、西エリアのハブは「JR武生駅」、東エリアのハブは、「ショッピングセンター(武生楽市)」を仮想の新幹線新駅として設定します。実証期間中はこの2つのハブを結ぶオンデマンドバスを無料で運行し、持続的なバスの運行に向けて乗車効率・運行効率を検証します。このハブ間のルートは、観光客と地域住民が共通して利用するため、スマートフォンからの予約だけでなく、バスに空きがある場合は予約無しでの乗車も認めています。これにより、車を持たない高齢者が多い市街中心部の地域住民にも利用しやすい運用とし、観光客と地域住民双方の課題解決を目指します。
また、オンデマンドバス乗車時は、乗務員による検温、マスク着用等を必須としています。万が一、乗客が新型コロナウイルスに感染した場合は、MONETのシステムに登録されている連絡先(飛び乗りの場合は、その際に記入してもらった乗車票の連絡先)に連絡するなどの対策をしています。
※オンデマンドバスは、22人乗りの小型バスを利用していますが、乗車定員は12人としています。

また、各ハブから周辺観光スポットへの支線となる交通として、定額タクシー(迎車でGO!)を運行し、東西各エリア内にそれぞれ10数カ所の乗降可能場所を設定しています。

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この定額タクシーは、各エリア内の乗降可能場所の間であれば定額で移動することが可能です。
乗客は、乗車チケット(300円/枚)を指定の販売場所で事前に購入し、タクシーのドライバーに乗車チケットを渡すことにより1区間の乗車ができます。通常のタクシーチケットとほぼ同じ取り扱いができる仕様のため、タクシー事業者に事務処理上の負担をかけない仕組みとなっています。

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この定額タクシーは、主に観光客に対する交通課題解決の実証実験として行っているもので、オンデマンドバスの実証実験とは別の事業ですが、双方を接続して一体的に利用できるように設計しています。
※バスの乗車効率を高めるため、定額タクシーはエリアをまたいでの利用はできず、エリアをまたぐ際は、オンデマンドバスに乗り換える必要があります。

オンデマンドバスの乗客には、アンケート調査(原則、乗務する調査員による聞き取りアンケート)を実施しており、今後はそのアンケート結果を基に、オンデマンドバスと定額タクシーを一体的に考え、1日乗車券の販売やバスとタクシーの予約連動に関する仕組み化などを検討したいと考えています。

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