2019年11月26日
医療×MaaSを実現する車両「ヘルスケアモビリティ」が完成し、伊那市で12月から運行を開始
MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮川 潤一、以下「MONET」)は、長野県の伊那市(市長:白鳥 孝」)および株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下「フィリップス」)との協業により、医療×MaaSを実現するための、医療機器などを搭載した車両である「ヘルスケアモビリティ」が完成したことをお知らせします。この「ヘルスケアモビリティ」は、伊那市が推進するモバイルクリニック実証事業(以下「本実証事業」)において、2019年12月12日からテスト運行を開始し、オンライン診療をはじめとする機能の有効性を検証します。
本実証事業は、2019年5月14日にMONETが伊那市と締結した、次世代モビリティサービスに関する業務連携協定に基づく取り組みの第1弾として行うものです。今後MONETは、フィリップスとの連携を強化し、本実証事業で得た知見を基に、「ヘルスケアモビリティ」を活用した医療×MaaSの取り組みを他の自治体へ展開していく予定です。
「ヘルスケアモビリティ」の写真
「ヘルスケアモビリティ」について
「ヘルスケアモビリティ」は、医療機器などを車内に搭載し、医療従事者との連携によってオンライン診療などを行うことができる車両です。看護師が車両で患者の自宅などを訪問することで、車両内のビデオ通話を通して医師が遠隔地から患者を診察できるようにし、看護師が医師の指示に従って患者の検査や必要な処置を行うことを想定しています。車両はMONETの配車プラットフォームと連携しているため、効率的なルートで患者の自宅などを訪問することができます。
なお、「ヘルスケアモビリティ」は、主に下記の機能を搭載しています。
スケジュール予約
患者と医師が合意したオンライン診療のスケジュールに応じて、現地(患者の自宅など)に向かう看護師が、スマホアプリから配車の予約をすることができます。
診察
心電図モニターや、血糖値測定器、血圧測定器、パルスオキシメーターおよびAEDなどの診察に必要な医療機器を車両に搭載しています。
オンライン診療
ビデオ通話を通して、医師が患者の問診や看護師の補助による診察を行える他、医師から看護師へ指示を出すことができます。
情報共有クラウドシステム※
医療従事者間の情報共有を目的に、車両内に設置されたパソコンで患者のカルテの閲覧や訪問記録の入力・管理を行うことができます。
[注]
情報共有クラウドシステムは、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJ電子@連絡帳サービス」を利用します。
本実証事業について
実証期間 | 2019年12月12日(木)~2020年3月31日(火) |
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運行エリア | 伊那市内 |
運行車両 | 「ヘルスケアモビリティ」1台 |
実証内容 | まず伊那市、MONETおよびフィリップスの関係者で、「ヘルスケアモビリティ」の 最適な運用方法を検証するテスト運行を行います。 その後、運用や安全などの確認ができ次第、近隣の医療従事者や慢性疾患を持つ患者の方に 協力していただき、実証を行います。 |
実施主体 | 伊那市 |
連携協力 | MONET、フィリップス |
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