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導入事例

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【横浜市】若葉台エリアの移動をより便利で快適にするモビリティサービス

神奈川県横浜市の若葉台では、一般財団法人若葉台まちづくりセンターが、ヨコハマSDGsデザインセンター、神奈川県住宅供給公社、横浜市、MONET Technologiesと共に、2019年3月より起伏のある地域内の通院や子供の送り迎え、買い物などに便利なデマンド車両の実証実験を開始、地域住民の移動利便性の検証を行っている。

 

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地域の課題

横浜若葉台は、昨年40周年を迎えた、人口減少や高齢化が進んでいる郊外型の住宅地です。一方で住民の自治活動は極めて盛んで、こうした課題を共有し、解決するための取り組みが進められています。その中で、子育て世帯に対する支援や、移り住みの支援なども行われており、その効果が少しずつ現れてきています。
また、横浜若葉台は約90ヘクタールの広大な土地に住宅マンションが73棟あり、元々の自然、地形を極力を生かす開発を行っていることから、起伏があり、高齢者や乳幼児を抱えた保護者にとっては、移動に少し困難を伴うこともあります。
このような中、移動を支援するために地域内を巡回するバスが運行されていますが、今後も確実に増加が見込まれる高齢者や、少しずつ増えている子育て世帯を考えると十分とは言えず、第二の地域内交通の必要性が高まっています。

ソリューション

実施エリア 横浜市旭区若葉台周辺
実証期間 2019/3〜
利用者 若葉台にお住まいの方、お勤めの方、若葉台にある施設をご利用の方
車両台数 2台(一般車両/福祉車両) ※2020/2〜福祉車両追加
運行システム MONETオンデマンドモビリティ(セミデマンド)
事業主体者 一般財団法人若葉台まちづくりセンター
協力団体 ヨコハマSDGsデザインセンター・神奈川県住宅供給公社・横浜市

<周辺の移動利便性向上とサービス施設連携に向けたデマンド車両>

地域全域の住宅マンションと病院やスーパー、主要施設付近にデマンド車両の乗降ポイントを設定。自宅はもちろん外出先からでも移動したい時に手軽に乗車予約が可能。予約情報※をもとに地域住民の移動需要を捉え、生活に根付いた地域のサービス施設との連携も視野に入れた新しい移動手段を提供します。

ご自身のスマートフォンにインストールした「MONETアプリ」を使って、 時間/出発地と目的地/乗車人数を指定して予約することができます。

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(アプリ上のマップで出発地と目的地を選択、乗車希望時間と人数を入れて予約)

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起伏のあるエリア内を快適に移動

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ドライバータブレットによる運行管理

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自治体の声 (ヨコハマSDGsデザインセンター)

この取り組みを通じて、人口の約6割が暮らす郊外部における地域交通課題解決や大規模団地再生につなげるとともに、多くの主体の皆さまと連携し、
「SDGs未来都市・横浜」が目指す、環境・経済・社会的課題の統合的解決を図る「大都市モデル」の構築を目指していきます。

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事業主体者の声 (一般財団法人若葉台まちづくりセンター)

現在まちづくりセンターでは、地域内を無料の巡回バスを運行していますが、時刻表に則ったバスであり、こまめな対応ができていません。高齢者や乳幼児を抱えた子育て層の住民から、ラストワンマイルの移動手段を望む声が多く、大きな期待を抱いています。

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利用者の声

40代・女性
車はありますが保育園の送迎に車を取りに行って、車を戻してバス停に向かって仕事に行くというバタバタの時間が、 快適な車で親子で笑顔で乗れるありがたい時間となっています。
送迎を母に頼むのも体調が心配でしたが、家の近くまで来てくださるのでとても助かりました。  

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