【福島県いわき市】「庁舎と住民をつなぐお出かけ市役所」 マルチタスク車両を活用しオンラインで行政サービスを提供
導入前
庁舎から距離の離れた地域では、高齢者をはじめとする移動手段に困っている方、移動自体が困難な方に手軽に行政サービスを利用していただくことが難しかった。
導入後
MONETが開発したマルチタスク車両の導入により、これまで庁舎への移動が困難だった方や家族のサポートに頼っていた方が、庁舎まで行かずに車両の中で自ら行政手続きやコミュニケーションを行うことができるようになった。離れていても相手の顔を見ながらサービスを受けることができ、住民の方に寄り添った手厚い行政サービスの提供を実現した。
いわき市では、MONETが開発したマルチタスク車両を活用し、遠隔相談システムを搭載した車両と庁舎をオンラインでつなぐことにより、庁舎に行かなくても相手の顔を見ながら行政サービスを受けられる実証実験を実施しました。
<実証実験で実際に行った行政サービス>
1.行政手続き相談、税務、労働相談
2.総合防災訓練
3.福祉相談
4.母子健康相談
5.特定保健指導
6.栄養相談
7.聴覚障害者の遠隔手話相談など
総合防災訓練
栄養相談
行政サービスとして重要な点であるプライバシーの確保、かつ誰もが平等にサービスを受けられるという点から、移動型モビリティサービスの価値を住民の方に感じていただける良い機会となりました。
また、この取り組みに注目した全国の自治体から同様の行政MaaSを検討したいというお問い合わせが多数寄せられており、実際にいわき市で行われた内容はもちろん、新たな可能性を感じる取り組みも始まっています。
2021年秋には第二回の実証実験を行い、より一層住民のために役立つ行政サービスを目指します。
●「行政MaaS」はMONET Technologies株式会社の登録商標です。