2024年1月22日
岩手県奥州市での医療MaaSの運行に協力
MONET Technologies株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)は、岩手県の奥州市が医療提供体制の実現のために構築を目指すネットワーク型の地域医療体制「地域医療奥州市モデル」の取り組みの一環として、2024年1月25日から実施する「奥州市モバイルクリニック(遠隔診療サービス)事業」の運行に協力します。
奥州市では、特に中山間・過疎地域において高齢化や医師不足が進行していることで、高齢者や移動困難な住民の通院負担や安定的な医療体制の確保などが課題になっています。このような状況の中で、通院にかかる時間や負担をなくすとともに、効率的な医療資源の活用によってより多くの患者の診察を可能にするため、患者の自宅付近に訪問した車両内でオンライン診療ができる、移動型の遠隔診療サービスを導入することにしました。
この運行は、奥州市が実施主体となり、MONET、および奥州市国民健康保険 衣川診療所が協力して実施するものです。遠隔診療サービスでは、オンラインで診療できる機器を搭載した車両に看護師が同乗して患者宅などに出向き、遠隔地の医療機関にいる医師がビデオ通話ソフトや検査機器,電子カルテなどを使用して診療・指導を行います。MONETは、ベッドやモニター、手洗いシンクなどを設置した医療専用車両を提供します。
奥州市とMONETは、このたびの運行の結果を踏まえて、希望する市内の医療機関での移動型の遠隔診療サービスの導入を、2024年度に拡大していく予定です。
■「奥州市モバイルクリニック推進事業」の概要
開始日 | 2024年1月25日(木) |
内容 | 看護師が、医療機器などを搭載した専用車両で患者の自宅付近まで訪問し、車両内のビデオ通話ソフトを通して、医療機関内の医師がオンライン診療を行います。 |
対象者 | 奥州市国民健康保険 衣川診療所に慢性疾患などの治療で通院中の方 ※医師から診療についての説明を受け、事業への参加に同意した方が対象。 |
実施体制 (順不同) | ・奥州市:実施主体 ・奥州市国民健康保険 衣川診療所:オンライン診療、車両の管理や運行 ・MONET:企画や運営、専用車両の提供 |
■事業で活用する車両のイメージ




●このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。