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お知らせ

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2025年2月11日

熊本県山都町での医療MaaSの実証運行に協力

MONET Technologies株式会社(以下「MONET」)は、熊本県の山都町が2025年1月29日から実施している「山都町医療MaaS事業」(以下「本取り組み」)に協力し、さまざまな用途に活用できる「マルチタスク車両」や診療の予約状況とそれに応じた最適な運行ルートを確認できる運行管理システム、車両の稼働状況などを確認できる管理者向けのシステムの提供を行いました。

山都町は、熊本県内の自治体の中で3番目に面積が大きく、地域によっては自宅周辺に診療所や病院がないことに加え、公共交通機関などの移動手段が少なく、病院までの移動が難しい患者が医療サービスを利用することが困難になっています。また、医師の高齢化に伴って診療所や病院が閉院しており、県内にある26カ所の無医地区のうち、8カ所が山都町に存在しています。そこで、山都町では、遠隔地の医師によるオンライン診療を車両内で受けられる環境を整備しました。

本取り組みでは、電子血圧計や遠隔聴診器、ポータブルのエコー(超音波診断装置)などの医療機器を搭載したマルチタスク車両に看護師が乗車して蘇陽地区の公民館などを訪問し、山都町包括医療センターそよう病院の医師とオンラインでつないで遠隔で診療を行います。また、通信環境が整っていない地域では、ソフトバンク株式会社が提供する衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business(スターリンクビジネス)」を活用して、オンライン診療を行います。

山都町とMONETは、薬剤師によるオンラインでの服薬指導の他、「動く保健室」として健康教育や移動救護室などのさまざまなサービスを提供することを視野に入れて、取り組みを進めていきます。

■「山都町医療MaaS事業」の概要

実施期間2025年1月29日~3月24日
実施内容山都町蘇陽地区の公民館などにマルチタスク車両が訪問し、山都町包括医療センターそよう病院の医師がオンライン診療を行います。
対象者山都町包括医療センターそよう病院に通院中の方
※慢性疾患で通院している方でかかりつけ医師の許可および本人の承諾があった方が対象です。
実施体制山都町:実施主体
MONET:実証の企画・運営、マルチタスク車両やシステムの提供

■ 「山都町医療MaaS事業」で使用する車両について

国宝である通潤橋をモチーフにした山都町のSDGsロゴマークや特産品であるブルーベリーのゆるキャラ「ベリーちゃん」のラッピングを施した、親しみやすいデザインになっています。

車両の外観

オンライン診療の風景

●このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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