メインコンテンツに移動

お知らせ

share

2024年7月10日

「鳥羽市医療MaaS実証事業」の実証運行で新車両が運行開始

~へき地に医療サービスを届ける強い思いを示す浮世絵調のデザイン~

MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)は、三重県鳥羽市が2023年12月18日から実施している「鳥羽市医療MaaS実証事業」(以下「本実証」)※に新たなデザインの医療MaaS車両を導入しました。新車両の外装は、浮世絵師の歌川広重の作品である「六十余州名所図会」の鳥羽を舞台とした図案を参考としており、鳥羽の景色の中を泳ぎ回る医師の姿を描くことで、へき地に医療サービスを届けるという強い思いを表しています。新車両は7月19日から運行を開始する予定です。

MONETは、本実証に協力し、患者の自宅付近に訪問した車両内でオンライン診療や服薬指導を行う「医療MaaS」と、通院を必要とする患者を診療所まで移送する「患者移送サービス」を、医療MaaS車両で提供しています。この医療MaaS車両は、さまざまな用途で活用されており、本実証では73回の運行実績(2023年12月から2024年6月まで)があります。一方で、住民の中には、オンライン診療の質や運用に対する懸念や心理的な不安から、医療MaaSの利用を控える方もいました。そこで、高齢者の方にも親しみやすい浮世絵調のデザインを採用した新車両を運行することで、さらなる受診機会の拡大につなげていきます。

鳥羽市とMONETは、本実証の結果を踏まえて、車両を活用した新たな医療体制の構築を検討していきます。

※ 本実証の詳細は、2023年12月6日付のMONET Technologiesのプレスリリース「患者の受診機会の拡大を目指して医療MaaSと患者移送サービスを1台のマルチタスク車両で提供」をご覧ください。

■「鳥羽市医療MaaS実証業務」の実証運行の概要

実施期間2023年12月18日~2025年3月末
実施内容・医療MaaS:石鏡地区、本浦地区、今浦地区に医療MaaS車両が訪問し、市立診療所の医師がオンライン診療を行います。
・患者移送サービス:石鏡地区、本浦地区、今浦地区から市立診療所まで患者を移送します。
※いずれも事前予約制です。
対象者慢性疾患などで、鏡浦診療所、石鏡分室および今浦分室に通院中の方。
※医師から診療についての説明を受け、実証事業への参加に同意した方が対象です。
実施体制・鳥羽市:実施主体
・セコム医療システム株式会社:遠隔診療支援システムおよび各種医療機器の提供
・ウィーメックス株式会社:医療機器の提供による支援
・三重近鉄タクシー株式会社:車両の管理・運行
・MONET:実証の企画・運営、車両やシステムの提供

■鳥羽市医療MaaS車両お披露目セレモニーの様子

■「鳥羽市医療MaaS実証事業」で新たに導入する車両

車両の外装は、歌川 広重が制作した六十余州名所図会「志摩日和山鳥羽湊」を参考にした浮世絵調のデザインを採用し、住民に親しみやすいラッピングになっています。内装は、鳥羽市の現場の医師や看護師からの意見を基にした設計になっています。

車両の外観

●このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

share

関連するサービス・ソリューション

関連する製品・プロダクト