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プレスリリース

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2022年2月21日

群馬県の沼田市内全域でAIデマンドバスの運行を開始

~市内500カ所に停留所を設置、市民の移動の利便性向上と交通空白地域の解消を目指す~

群馬県の沼田市(市長:横山 公一)は、MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮川 潤一、以下「MONET」)の配車システムや予約アプリなどを活用したAIデマンドバスの運行を、2022年3月25日から沼田市内全域で開始します。現在定時定路線型※1で運行しているバス(愛称:「ぬまくる」)を、日中(午前9時~午後5時、日曜・祝日を除く)の時間帯は市内の500カ所に設置した停留所をデマンド型※2で、それ以外の通勤・通学利用が多い朝・夕の時間帯は従来通り定時定路線型で運行します※3。これにより、市民の移動の利便性向上と、市内の交通空白地域の解消を目指します。なお、運行開始から約1年間は実証実験と位置付け、運行により得られた実績や利用者のニーズを踏まえてAIデマンドバスの改善を行い、その後も運行を継続する予定です。

 

沼田市では、市民の移動を支えるために、路線バス(10路線)を委託運行しており、利用者の需要に応じて運行経路の見直しやダイヤ改正などに取り組んできました。このたび、公共交通のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、市内の移動のさらなる利便性向上と交通空白地域の解消を図ることを目的に、市内全域でAIデマンドバスの実証実験を行うこととしました。

 

今回の実証実験では、市内をAエリア(旧沼田市)、Bエリア(白沢町、利根町南部)、Cエリア(利根町北部)の三つのエリアに分けて、各エリア内を移動可能なAIデマンドバスを運行します。利用者は、同一エリアの停留所間であれば、一律の運賃で自由に移動することが可能になります。また、MONETの配車システムにより、予約状況に応じて最も効率的なルートで運行することができます。なお、利用者は、MONETが提供するスマホアプリまたは電話で乗車を予約することが可能です。さらに、運行データを集積して可視化するツールを導入し、利用者の多い季節や時間帯、場所といった市民の移動需要を把握することで、バスの運行の最適化に加え、道路計画などのまちづくり施策への活用を図ります。

 

今後、沼田市とMONETは、デジタルデバイド(情報格差)の解消と、スマホアプリによる乗車予約の促進を目的に、市内の各地域でソフトバンク株式会社と連携してスマホ教室を開催する予定です。また、スマホアプリ上で地域の飲食店やスーパーマーケットのクーポンを配信するなど、地域の活性化に向けた取り組みも行います。なお、将来的には、「利根沼田地域定住自立圏」を形成する近隣の自治体と連携・協力することにより、地域間の交通ネットワークを整備し、圏域住民の移動の自由を維持・確保するよう努めていきます。

■AIデマンドバスの運行について

運行開始日

2022年3月25日(金)

運行時間

月~土曜日の午前9時~午後5時

※ 日曜・祝日は運休

運行エリア

Aエリア(旧沼田市)、Bエリア(白沢町、利根町南部)、Cエリア(利根町北部)

※ 同一エリアの停留所間の移動が可能です。

運賃

1乗車400円

※ 群馬県内在住の高齢者(65歳以上)の希望者に配布される「ぐーちょきシニアパスポート」を提示した場合、半額の200円で乗車が可能です。
※ 障がい者や小児などの運賃については、路線バスの割引に準じます。

予約方法

スマホアプリまたは電話から予約

※ 乗車希望日の1週間前から当日の乗車希望時刻の1時間前まで予約が可能です。
※ スマホアプリの利用方法や電話での予約方法は、3月1日以降に全戸配布するガイドマップをご覧ください

乗降場所

主要公共施設、スーパーマーケット、医療機関、ごみステーションなど500カ所で乗降可能

車両台数、定員

Aエリア:4台(定員10人)

Bエリア:1台(定員14人)

Cエリア:1台(定員14人)

運行事業者

関越交通株式会社、株式会社老神観光バス

※1 決められた路線を時刻表通りに運行する形態のこと。
※2 予約があった場合のみ指定の停留所間を運行する形態のこと。
※3 路線により運行形態が異なります。詳細は、3月1日以降に全戸配布するガイドマップをご覧ください。

 

●このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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