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プレスリリース

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2023年3月23日

茨城県境町の医療MaaSと行政MaaSの取り組みに協力

~車内で眼科スクリーニング検査やマイナンバーカードの申請受け付けなどを実施~

MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)は、茨城県の境町が2023年3月23日から実施する、医療MaaSと行政MaaSの取り組みに協力します。境町は、MONETの「マルチタスク車両」を2台導入し、医療MaaSと行政MaaSの専用車両としてそれぞれ運行します。医療MaaSでは、看護師が乗車した専用車両で町内のコミュニティーセンターなどを巡回して、車内で眼科スクリーニング検査などを実施し、行政MaaSでは、車内でマイナンバーカードの申請受け付けや各種証明書の発行業務などを行います。

■医療・行政MaaSの導入の背景

境町は、町内に眼科医院が少ないことから、混雑により検査や診療までの待ち時間が長いという課題があります。また、目の病気には初期に自覚症状を感じにくいものも多く、患者が痛みなどを感じて病院に行くと、想定以上に深刻な状態になっているケースも散見されています。境町では、病気を早期発見し、町民の健康寿命を延ばすための取り組みを進めており、このたび新たに医療MaaSの取り組みとして、車内で眼科スクリーニング検査などを実施することになりました。

また、境町は、2022年7月時点のマイナンバーカード申請率が約40%と低く、県内でも下位という課題があったことから、申請率の向上を目指し、MONETの「マルチタスク車両」を活用したマイナンバーカードの申請受け付け業務を2022年11月~2023年1月に実施しました。その結果、申請率が70%以上に向上するという成果があったことから、今後も行政MaaSの取り組みとして、車内でマイナンバーカードの申請受け付けを行います。また、高齢者など、役場までの移動が難しい町民にも広く行政サービスを提供できるよう、各種証明書の発行やオンライン相談なども行う予定です。

■医療・行政MaaSの概要

運行開始日2023年3月23日
実施内容<医療MaaS>
医療機器などを搭載した専用車両に看護師が乗車し、コミュニティーセンターなどを巡回します。車内で看護師が受診者の目の画像撮影(静止画・動画)や屈折検査、問診を行い、そのデータを眼科医に共有します。眼科医がデータを確認して結果を出した後、保健センターが検査結果を受診者に郵送で通知し、異常が見つかった方には眼科の受診を勧奨します。なお、2023年度以降は眼科以外のスクリーニング検査にも対応していく予定です。

※ 目の画像撮影やスクリーニング検査のデータの共有は、株式会社MITAS Medicalの眼科遠隔診療サービスを活用して行います。検査のデータは、同社と契約している眼科医に共有して結果が出されます。

<行政MaaS>
専用車両でコミュニティーセンターなどを巡回し、車内でマイナンバーカードの申請受け付けや各種証明書の発行、オンライン相談などを行います。
対象者境町の住民
巡回場所町内のコミュニティーセンター、保健センター、ふれあいの里の3カ所(運行開始時点)

■使用する車両

●このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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