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プレスリリース

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2020年11月17日

「湖西市企業シャトルBaaS事業」の実証実験に参加

~市内の企業と連携し、国内で初めて企業のシャトルバスを活用した自家用有償旅客運送を実施~

MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮川 潤一、以下「MONET」)は、静岡県の湖西市が2020年11月30日から実施する「湖西市企業シャトルBaaS※1事業※2」の実証実験に参加します。この実証実験では、湖西市がMONET、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、国立大学法人豊橋技術科学大学および市内の協力企業4社(下記参照)と連携することで、企業のシャトルバスを市民の移動手段として活用する、デマンド型の移動サービスを有償で運行します。なお、企業のシャトルバスを用いて自家用有償旅客運送を行うのは、国内で初めての取り組みです。将来的には、この取り組みが現行のコミュニティバスやデマンド型の乗り合いタクシーとは異なる、新たな移動サービスとなることを目指します。
 

MONETと湖西市は、2019年度から、今後の社会情勢の変化に対応する新たな公共交通施策に関する検討を進めており、2020年1月23日に自動運転社会に向けた次世代モビリティサービスに係る業務連携協定を締結しました※3。業務連携協定に基づく取り組みの一つとして、市内の企業が抱える交通課題や公共交通課題の解決を図ることを目的に、趣旨に賛同した市内の企業と共に「湖西市企業シャトルBaaS研究会」を設立し、次世代モビリティサービスの社会実装に向けた研究などを行っています。このたびの実証実験は、「湖西市企業シャトルBaaS研究会」での検討を経て、研究会に参加している企業のうち4社の協力の下実施するものです。

※1 BaaSとは、BusとMaaS(Mobility as a Service)を掛け合わせた、湖西市による造語です。
※2 この事業は、湖西市が経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」における先進パイロット地域の一つとして選定され、実施するものです。
※3 参考:2020年1月23日発表「湖西市とMONET、自動運転社会に向けた次世代モビリティサービスに係る業務連携協定を締結

■「湖西市企業シャトルBaaS事業」の実証実験の概要

目的
湖西市の地域コミュニティバス「コーちゃんバス」と、企業のシャトルバスの運行が重複する地域において、企業のシャトルバスを市民の足として有効活用することで、両者の効率性および利便性の向上や、市内経済の活性化の可能性などについて調査・検証を行います。また、この移動サービスが地域住民にどのような行動変容をもたらすか(免許返納の促進や市内の商業施設への移動機会の増加など)や、将来的に「コーちゃんバス」と企業のシャトルバスを共同で保有・運行する方式に変更した場合の経済的な効果について検証します。
 

内容
市内の企業4社が運行するシャトルバスを、市民の移動手段として活用する実証実験を行います。MONETの配車システムの活用により、企業のシャトルバスは従来の駅と事業所(工場)の往復だけではなく、市民の予約に応じて指定の停留所に停車するデマンド型で運行します。なお、市民の利用者はスマートフォンから乗車予約をすることが可能です。また、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、運行時における交通事故などのリスクに対する備えとして、今回の実証実験に適した既存の保険商品を提供する他、新たな保険商品の検討を行います。さらに、国立大学法人豊橋技術科学大学は、本サービスの地域への受容性や、公共交通分担率の変化などの調査・分析を行います。
 

期間、エリア、協力企業など

<第1期>

・期間 2020年11月30日~12月25日
・エリア 鷲津駅周辺地区、新所原駅周辺地区
・乗降場所 上記の駅の他、市役所やスーパーマーケット、病院など
・対象者 モニターで募集した方
・料金 200円(専用の回数券で支払い)
・協力企業 株式会社デンソー(湖西製作所)、浜名湖電装株式会社

<第2期>

・期間 2021年1月12~29日
・エリア 新所原駅周辺地区
・乗降場所 上記の駅の他、スーパーマーケットや病院、薬局など
・対象者 モニターで募集した方
・料金 200円(専用の回数券で支払い)
・協力企業

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社(湖西サイト)、プライムアースEVエナジー株式会社

実証実験の詳細は、湖西市のウェブサイトをご覧ください。

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