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プレスリリース

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2024年1月29日

熊本県阿蘇小国郷での「小国郷医療MaaS・DX推進事業」に協力

~病院が主体となって医療MaaSを推進~

MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)は、熊本県阿蘇郡の小国郷公立病院組合(構成町村:小国町および南小国町)が2024年1月29日から実施する「小国郷医療MaaS・DX推進事業」(以下「本事業」)の取り組みに協力します。本事業は病院が主体となって推進する「医療MaaS」で、小国郷公立病院組合が運営する病院や診療所に通う患者を対象に診療を行います。

小国郷公立病院組合が運営する小国公立病院が所在する小国郷は診療所や病院が少なく、利用できる公共交通機関が限られていることから、病院までの移動が難しい患者や高齢者に対する医療サービスの提供が課題になっています。このような状況の中で、小国郷公立病院組合は、2023年7月にオンラインによる遠隔診療を提供する拠点として、高齢者が多く住むエリアに「おぐにサテライト診療所」を開設するなど、移動が難しい方々にも持続的に医療サービスを提供するための取り組みを進めてきました。

本事業では、実施主体である小国郷公立病院組合が、小国町や南小国町の協力の下、MONETの「オンライン診療車」を活用した集合型のオンライン診療を提供します。具体的には、看護師が乗ったオンライン診療車が、北里柴三郎記念館や湯夢プラザなどの診療拠点に出向き、おぐにサテライト診療所にいる医師が、オンラインで患者に対して診療や服薬指導を行います。MONETは、オンライン診療の実施に適した通信環境を整備した車両の他、診療の予約状況とそれに応じた最適な運行ルートを確認できる運行管理システムや、車両の稼働状況などを確認できる管理者向けのシステムを提供します。

小国郷公立病院組合とMONETは、本事業において、2025年までに小国郷の10カ所以上に「医療MaaS」の診療拠点を設けることを目指し、持続可能な医療サービスの提供に向けた取り組みを推進していきます。

※ 移動型の医療サービスで、医療機器を搭載した車両に看護師などが乗車して、患者の自宅付近などを訪問し、病院にいる医師がオンライン診療を行う取り組み。

■「小国郷医療MaaS・DX推進事業」の概要

実施内容医療機器などを搭載したオンライン診療車に看護師などが乗り、公民館などの拠点を巡回します。各拠点でオンライン診療車に患者が乗り込み、車両内のテレビ会議システムを通して、おぐにサテライト診療所にいる医師がオンライン診療や服薬指導を行います。
巡回場所北里柴三郎記念館、黒川温泉、杖立温泉、南小国町介護予防拠点施設 湯夢プラザの4カ所(運行開始時点)
対象者小国町もしくは南小国町にお住まいで、小国公立病院もしくはおぐにサテライト診療所に慢性疾患などの治療で通われている方 
※1日最大7人を想定。
※担当医師からオンライン診療についての説明を受けて、必要と見なされた方が対象です。
実施体制・小国郷公立病院組合:実施主体
・小国町/南小国町:実証事業の評価・検証
・MONET:実証の企画・運営、オンライン診療車やシステムの提供

■「小国郷医療MaaS・DX推進事業」で使用する車両

車両の外装は、小国町出身の細菌学者である北里柴三郎氏をモデルにしたデザインを採用し、住民に親しみやすいラッピングになっています。内装は、小国町で育つ小国杉を採用し、杉の香りを楽しめるような設計になっています。

車両の外観

※画像はイメージです。実際の車両とはデザインが一部異なる場合があります。

●このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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