2022年12月22日
八代市の坂本町地区で実施される「デジタル医療MaaS」に参画
~移動診療車で公民館などを巡回し、オンライン診療・服薬指導を実施~
MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)は、熊本県の八代市が実施する「デジタル医療MaaS」の取り組みに参画します。八代市は、坂本町地区を中心に、MONETの「マルチタスク車両」を活用した移動診療車の実証を2022年12月28日から開始します。看護師などが乗車した移動診療車で市内の公民館などを巡回し、車内のテレビ会議システムで医師や薬剤師と連携することで、市民がオンライン診療やオンライン服薬指導などを受けられるようになります。
■八代市「デジタル医療MaaS」の実施の背景
八代市では、令和2年7月豪雨によって坂本町が甚大な被害に遭ったことを受けて、坂本町の創造的復興に向けた取り組みが推進されています。現在、坂本町には診療所がないため、片道10km以上離れた地区から医師が訪問診療などを行っている状態です。こうした中、医療サービスの提供方法の一つとして医療MaaSの検討が2021年から進められており、このたび「デジタル医療MaaS」として移動診療車の実証を開始することになりました。
■八代市「デジタル医療MaaS」の概要
運行開始日 | 2022年12月28日 |
実施内容 | 医療機器などを搭載した車両に看護師が乗車し、公民館などを巡回します。テレビ会議システムを通して、遠隔地の病院にいる医師が車内の看護師に指示しながら、オンライン診療を行います。また、薬剤師によるオンライン服薬指導も行います。 ※ 一部の場所では、まずオンライン服薬指導のみを実施します。 |
対象者 | 巡回場所の付近にお住まいで、現在定期通院されている方(運行開始時点) |
巡回場所 | 市内の公民館など10カ所(運行開始時点、下図参照) |
■巡回場所
■使用する車両について
MONETの「マルチタスク車両」を活用し、オンライン診療時などは医療MaaS向けの架装オプションである車載用ベッド※を使用します。外装は、八代市の自然や九州新幹線、客船に加え、熊本県のPRマスコットキャラクターである「くまモン」が描かれており、親しみやすいラッピングとなっています。
※ 車載用ベッドは駐車時に限って使用することができます。架装オプションの詳細は、2022年11月24日付のプレスリリース「MONETの医療MaaSの取り組みについて」をご覧ください。
●このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。